ケース紹介
足柄上郡大井町の個人再生ケース紹介
ケース紹介138 Hさんの事例
足柄上郡大井町在住 ( 会社員 / 40代 / 男性 )
借入の理由:生活費 債務総額570万円
足柄上郡大井町にご自宅をお持ちの40代男性会社員からの個人再生の相談がありました。
信用金庫、SMBCファイナンス、オリックス・クレジット、社会福祉協議会など
7社570万円があり、借金を払えないとの相談でした。
大井町にお住まいの方からの相談も多いため、個人再生について解説します。
個人再生とは
個人再生は、借金が返せなくなった場合に、裁判所の審査のもとで借金を減額し、再生計画に基づいて返済を進める手続きです。
これにより、多くの借金を抱えている方でも、生活を立て直すことが可能となります。
個人再生は、債務整理の中でも任意整理や自己破産とは異なる手続きです。
自己破産と同じように裁判所に申立をして認めてもらう手続きですが、任意整理のように毎月の支払は発生するものです。
個人再生の手続きの流れ
個人再生の準備では、弁護士への依頼、受任通知発送後、必要な書類を揃えることが重要です。
収入や支出の証明、借金の詳細などが必要になります。
裁判所によって必要書類は異なりますので弁護士の指示に従って準備してください。
この準備ができたら、個人再生の申立書を作成、裁判所での審査、個人再生委員の検討等があり、問題なければ再生手続開始決定、試験積立の指示となります。
その後、債権金額の調査があり、再生計画案の提出となります。
認可されれば、減額された借金を計画通りに支払っていく流れです。
個人再生のメリットとデメリット
個人再生の最大のメリットは、借金の大幅な減額です。また、自己破産とは異なり、財産を保持しながら生活を再建できる点も魅力です。
一方で、個人再生にはデメリットも存在します。例えば、信用情報に影響が出るため、新たな借入が難しくなることがあります。
足柄上郡大井町での個人再生
足柄上郡大井町は、自然豊かな環境と地域密着型の産業が特徴です。農業や小規模ビジネスが多く、個人再生が適した経済状況にあることが多いです。
足柄上郡大井町には、個人再生に関する相談・依頼対応をしている法律家が少ないようで、ジン法律事務所弁護士法人厚木本店への相談もよくあります。
個人再生を申し立てる際の管轄裁判所も、厚木と同じく横浜地方裁判所小田原支部ですので、問題なく対応できます。
足柄上郡大井町での個人再生事例
中栄信用金庫で住宅ローンを組んで、足柄上郡大井町に自宅を購入していました。
さらに、同金庫で別途ローンを組み、自宅の外構工事を行ったとのこと。
住宅ローン契約者の特典ということで、極度額100万円の同金庫のカードローンの契約。
妻が出産のため長期の産休・育休に入ることになり、同金庫のカードローンを契約し、生活費に充てるようになりました。
世帯収入の減少により返済が厳しくなり、アコムからの借入れを開始。
家計の資金繰りは厳しく、税金(固定資産税、自動車税)を滞納している状況だったため、これを解消すべく、中栄信用金庫のフリーローンを利用。
妻も復職しましたが、既に毎月の返済額は多額となってしまっており、家計の改善にはつながりませんでした。その後も何とかやり繰りをして返済を続けてきましたが、新型コロナウィルスの影響による減収等もあり、返済も限界を迎え、弁護士に個人再生の依頼。
裁判所での審査
家計収支における教育費の内訳等は問題になりましたが、減額できれば、履行可能性は十分に認められる内容でしたので、問題なく再生開始決定が出されています。
不動産に関しても、足柄上郡大井町地域では、大きな地価上昇もなく、オーバーローン状態のため、清算価値には影響がありませんでした。
再生計画に基づく返済期間は、原則通り3年で進めています。
再生計画案による減額
7社570万円の借金を5分の1である114万円に減額する再生計画案を出し、認可されています。
債権者の中に、オリックス・クレジット、社会福祉協議会などもいましたが、特に不同意意見はなく、認可されています。
大きな資産がなかったため、最低返済額の5分の1まで減額できた事例です。
約450万円の減額となっています。
足柄上郡大井町の個人再生の依頼も多くありますので、借金でお困りの方はぜひご相談ください。