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ケース紹介27  A さんの事例 

相模原市在住 ( 会社員 / 30代 / 男性 )

借入の理由:浪費 債務総額 520万円


神奈川県相模原市に居住する30代の男性のケースです。

職場の業績悪化により収入が減ったという事情はあるものの、借金が膨らんだ主な原因は、浪費だったという方です。

借金をして高額なものを購入したり、夜遊びをしてしまっていたという事情です。

著者 弁護士石井琢磨

 弁護士石井琢磨
 更新:2022.7.12

ただ、この原因を確認していくと、精神的な病気の診断を受けていたことが判明しました。

相談時には、この症状が改善しており、浪費は見られませんでした。

また、仕事も10年以上も真面目に勤務していて、過去の借金が整理できれば、今後の生活には心配がない方でした。

浪費による借金の場合、自己破産ですと免責不許可事由があることになりますが、そのような理由でも個人再生手続は利用できます。


資産状況

預貯金、退職金見込み額の8分の1相当額等を合計したところ30万円程度となりました。

遅延損害金を含めた借金の5分の1である110万円が最低支払額となります。


手続きの方針・結果

520万円程度あった借金を約110万円まで減額でき、これを3年間で分割返済するため、毎月の返済額は3万円程度となりました。



相模原にお住まいの方ですので、裁判所は横浜地方裁判所相模原支部への申立てとなります。

相模原市からも、県央地域ということで、相談、依頼はよくあります。

相模原支部では、認可決定時にも就業確認として給与明細の提出を求められることがあります。他の裁判所ではない運用ですので、再生手続き後、転職の話が出てきた人は意識しておく必要があります。

相模原市にお住まいで個人再生をお考えの方はぜひご相談ください。

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