ケース紹介
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ケース紹介28 T さんの事例
伊勢原市在住 ( 会社員 / 40代 / 男性 )
借入の理由:住宅ローン 債務総額 600万円
神奈川県伊勢原市に居住する40代の男性のケースです。
住宅ローンの滞納があり、銀行から保証会社に代位弁済され、さらに競売申立てまでされてしまったというケースです。
住宅ローン以外の負債が約600万円、どうしても自宅を残したいとのことでした。
何件もの専門家に相談したものの、話にならない、断られた、ということで依頼を受けました。
個人再生手続では、住宅ローンの滞納がない状態で申立てをするのがベストなのですが、なかには滞納状態のまま申立てをすることもあります。
さらに、今回のように、代位弁済されてしまった後に申立てをすることもあります。
代位弁済後ですと、6か月以内の申立てをしないといけません。
また、競売手続中だと、その停止手続や、取消手続もする必要があります。
このような厳しいスケジュールの中で、銀行と協議を重ね、何パターンものシミュレーションを出してもらったうえで、再生計画案の提出、認可決定をもらうことができました。
正直な話、競売申立までされていると、個人再生手続で進めるのはかなり大変です(経済的に)。よほどの覚悟がないと挫折しますので、断固たる決意で専門家と連絡を密に取るようにしてください。
資産状況
不動産以外の財産はほとんどありませんでした。
不動産の評価額もオーバーローン。
手続きの方針・結果
600万円程度あった借金を約120万円まで減額でき、これを3年間で分割返済するため、毎月の返済額は3万円程度となりました。
伊勢原にお住まいの方ですので、裁判所は横浜地方裁判所小田原支部への申立てとなります。
伊勢原市からも、県央地域ということで、相談、依頼はよくあります。
特に、今回のような競売手続中の再生申立は、ミスが許されませんので、しっかり専門家選びをすることを勧めます。